10月も終わりとなれば、そこそこ寒さを感じる季節ですね。朝もすがすがしさと辛さとが地域によっては半々ってところでしょうか。積雪のある地域もありますし、皆様事故や風邪にお気をつけください。
さて、「物流」という言葉、私たちは日々の生活の中で当たり前のように使っていますよね。ちょっと興味が出たので調べてみました。インターネットで買い物をすれば「物流が滞っている」というニュースを目にしますし、私たちの仕事もまさに「物流」そのものです。ですが、この「物流」という言葉が、実は比較的新しい概念であり、第二次世界大戦後に日本で生まれた言葉だということをご存知でしょうか?
え、本当に?昔は何て呼んでいたの?なぜ「物流」という言葉が誕生したの?
今回は、そんな素朴な疑問から「物流」という言葉の歴史を紐解き、それが私たちの社会、そして広島の経済活動にどれほど深く根ざしているのかを、エムズラインの視点からご紹介します。この言葉の背景を知れば、普段見慣れた風景が少し違って見えるかもしれません。
1. 「物流」はいつから使われているの?その意外なルーツ
1-1. 戦後の日本で誕生した「物流」という言葉
私たちが現在使っている「物流(ぶつりゅう)」という言葉は、実は第二次世界大戦後の日本で生まれた比較的新しい和製漢語です。具体的には、1956年(昭和31年)にアメリカで提唱されていた「Physical Distribution(フィジカル・ディストリビューション)」という概念を、日本で翻訳する際に経済学者の間で議論され、「物流」という言葉が誕生したと言われています。この言葉が生まれるまで、人々は「物の流れ」をどのように表現していたのでしょうか?
1-2. 「輸送」「運搬」が主流だった時代
「物流」という言葉が生まれる以前、物の流れを表す言葉として一般的に使われていたのは、「輸送(ゆそう)」や「運搬(うんぱん)」でした。
- 輸送: 比較的長距離の移動を指すことが多く、船や鉄道、トラックなどによる広域的な移動のニュアンスを含みます。
- 運搬: 比較的短距離の移動や、倉庫内での移動など、より限定的な範囲での物の移動を指すことが多いです。
これらも「物の移動」という意味では間違いではありません。しかし、「物流」という言葉には、これら「輸送」や「運搬」だけでは表現しきれない、もっと深い意味が込められています。
2. なぜ「物流」という新しい言葉が必要だったのか?
「輸送」や「運搬」があったのに、なぜわざわざ新しい「物流」という言葉が生まれたのでしょうか。その背景には、戦後の日本の経済成長と、消費者のニーズの変化が深く関係しています。
2-1. 「運ぶ」だけじゃない!サプライチェーン全体を最適化する視点
戦後の日本経済は高度経済成長期に突入し、大量生産・大量消費の時代へと変化していきました。それに伴い、「単に物を目的地まで運ぶ」というだけでなく、もっと広い視点で物の流れを捉え、効率化する必要性が高まったのです。ここで登場するのが、アメリカの「Physical Distribution」という概念です。これは、原材料の調達から生産、保管、荷役(積み下ろし)、包装、そして最終的な消費者への配送まで、物の流れ全体を一貫して管理し、最適化しようという考え方でした。
つまり、「物流」とは、単なる「運ぶ」という行為だけでなく、
- いつ、どこに、どれくらいの量が必要か
- どうすればコストを抑えられるか
- どうすればロスを減らせるか
といった、経営戦略や効率化の視点を含んだ、より広範な概念なのです。
2-2. 顧客満足度を高めるための「物の流れ」
また、この時代には消費者のニーズも多様化し、「必要なものを、必要な時に、必要なだけ手に入れる」という要求が高まっていました。これに応えるためには、企業は単に商品を生産するだけでなく、商品の在庫管理や配送スピード、そして返品処理までを含めた「物の流れ」全体を最適化し、顧客満足度を高めることが不可欠となったのです。「物流」という言葉は、まさにこの複雑化・高度化した「物の流れ」の全体像を表現するために誕生しました。
3. 現代の生活に不可欠な「物流」の力
「物流」という言葉が誕生して半世紀以上が経ちました。インターネットの普及、グローバル化、そしてスマートフォンの登場により、私たちの生活と物流の関係はさらに密接になっています。
3-1. ECサイトの発展と「翌日配送」を支える裏側
今や当たり前になったECサイトでの買い物。「翌日配送」や「送料無料」といったサービスは、まさに高度に最適化された物流システムによって支えられています。エムズラインが日々行っている広島県内や全国へのトラック配車も、この巨大な物流ネットワークの重要な一部です。生産者から消費者へ、必要なものが途切れることなく届けられるのは、物流に携わる多くの人々の努力と工夫の賜物なのです。
3-2. 災害時にも力を発揮する「ライフライン」としての物流
また、物流は平時だけでなく、地震や豪雨などの災害時においても、人々の命を支える「ライフライン」としての役割を担います。被災地へ救援物資を届ける、医療品を緊急輸送するなど、どんな状況下でも「物を届ける」という物流の使命は、社会の安定と復興に不可欠です。
4. 【エムズラインの役割】広島の「物流」を動かす配車のプロ
「物流」という言葉が持つ奥深さや、その重要性をご理解いただけたでしょうか?私たちエムズラインは、この「物流」という大きな流れの中で、コッチの地からアッチの地までお客様の大切な荷物を全国へ、そして全国から広島へお届けする「トラック配車」のプロフェッショナルです。単にトラックを割り当てるだけでなく、長年の経験と知識を持つ配車マンが、
- 最適なルート選定
- 荷物の特性に合わせた車両手配
- 急な変更への柔軟な対応
など、多岐にわたる要素を熟考し、人が介在するからこそのきめ細やかなサービスを提供しています。エムズラインの配車マンは、まさに「物流」という見えないパイプラインを滞りなく機能させるための「司令塔」として、日々広島の経済活動を支えています。物流に関するお悩みや、広島での信頼できるトラック配車サービスをお探しでしたら、ぜひエムズラインにご相談ください。私たちは、お客様の「物を届けたい」というニーズを「最適な物流」という形で実現します。
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